半年ほど前までワンオペ育児をしていました。
ワンオペ育児は辛いです。
本当に辛いときは
- なんで私だけこんなに辛いんだろう
- こんなママに育てられる子どもがかわいそう
と悲観的になります。
誰もこの辛さをわかってくれない、と世界にたった一人になったような気分になることもありました。
でも、辛い辛いと嘆いて、もがいて、苦しんだ末に、
いくら嘆いても現状はなにも変わらないことに気づきました。
- 毎日の育児ストレス
- 疲労
- 寝不足
などで、なにもする気が起きない方もいると思います。
ただ、ワンオペ育児の場合は自分で自分を救ってあげないと、いつまでも辛いままかもしれません。
少し悲しいタイトルになってしまいましたが、
「ワンオペ育児は辛くても誰も助けてくれない」これが私がワンオペ育児を経てたどり着いた答えでした。
ちょっときつい言い方に感じるところもあるかもしれませんが、正直な気持ちを書きました。
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ワンオペ育児が辛いなら自分でどうにかするしかない
タイトルにも書きましたが、ワンオペ育児中の方の場合、
自分を救えるのは自分だけだと覚悟を決めた方がいいのかなと思います。
最近はワンオペ育児が話題になることも増え、ベビーシッターの利用や一時保育の利用の促進など、対策が進んでいます。
でも、日々ワンオペ育児をしている私たちは「今」が辛いんですよね。
今思い返すととても悲しいんですが、
一番辛かった時期は「寝たら明日が来てしまうから、寝たくない」って思っていました。
- こんなに辛いのになんで夫は助けてくれないんだろう
- 実家の近くで結婚、出産すればよかった
こんなことばかり考えていた時期がありました。
あまりに辛くて自分が嫌いになったこともありました。
ワンオペ育児が最高に辛かったとき、夫に対して「この辛さを味わってみろ」と思ってたし、夫が体調悪いと言っても「私は40℃出ても子どもの世話してましたけど」としか思えなかった。イヤな奴になってしまった自分が大嫌いだったし、毎日が自己嫌悪の嵐でずっと自分を愛せなかった。辛かったな
— にし子/在宅紙デザイナーの端くれ (@nonono_design) December 26, 2018
辛い気持ちを捨てるのは難しいけど、

苦しいですが、まずは自分の気持ちを上向きにするしかないのかなと思います。
助けたくても、助けることができない
夫や両親、親戚などがワンオペ育児中のあなたを助けたい!と思っても、
- 仕事がある
- 遠方に住んでいる
などの理由で、どうしても無理な場合がありますよね。
気持ちは寄り添ってくれていても、その場にいてくれないと正直強力な手助けにはならない。

悲しいけれど、これが事実。
だから、そういう意味で自分を救えるのは自分だけ、と書きました。
子育てが辛い、って子どもの世話が辛いんじゃなくて、うまくいかない時に抑えがきかないくらいイライラしてしまったり、子どもや旦那に優しくできない「嫌な自分」と向き合わないといけないのが辛いんだよね。
予定外のことが連続して起こるから対処できなくて、剥き出しになっちゃう。
— にし子/在宅紙デザイナーの端くれ (@nonono_design) March 23, 2019
子どもと向き合う=自分と向き合うということだとすると、
ワンオペ育児中は毎日のように「嫌な自分」と向き合わないといけない状態。
そりゃ疲れるに決まってますよね……。

これから、私が少しでも楽に過ごすために実践していたことをご紹介したいと思います。
私が支えにしていた言葉
ワンオペ育児中、私はこの言葉を合言葉にしていました。

子どもが生きていればいい。最低限のことだけしていれば大丈夫。
最低限のことだけすればいい
ワンオペ育児中に、私がずっと大事にしていた言葉がもう1つあります。
NHKのすくすく子育てなどに出演されている、大日向雅美先生の言葉です。
ご飯やお風呂、オムツ替えなど最低限のことさえしていれば大丈夫
絵本や遊び、お出かけなどはお母さんが余裕のあるときにすればいい
(記憶があやふやなので、本来の言葉とはだいぶ変わっていると思います)
テレビでこの言葉を聞いて、すっと肩の荷が降りました。

それからは、どれだけ手を抜くかを意識して考えるようになりました。
毎日大変だったお風呂も、できるだけ簡略化しました。
【関連記事】ワンオペ育児のお風呂は無理しないで【サボっていい&さっと洗えば大丈夫】
あとは、Twitterで話題になった「#不真面目育児のススメ」というタグの投稿を見ると気が楽になりました。
辛い気持ちを吐き出すとワンオペ育児は楽になる
自分が今辛いんだということを吐き出すと少し楽になります。
人に話すと、自分の気持ちも整理されるので、
「あんまり意識してなかったけど、自分はこんなことが辛かったんだ」と気づけます。
まずは旦那さんに話してみてほしいです。
自分の辛い気持ちを夫に話そう
旦那さんに自分の気持ちを話すとき、注意すべきなのは話し方です。

伝えるべきことは、これで間違ってないんですけど、
男の人は上記の話し方だと、自分が責められていると勘違いすることがあるみたいです。
なので、
- 「あなたを批判しているわけではない」
- 「私の気持ちを少し聞いて欲しい」
と前置きすると、
喧嘩に発展せずに落ち着いて話し合えると思います。
旦那さんに遠慮しないで
長男が産まれた直後、私は無理をしていました。
夫のことを大事に思っていたので、

と気を張っていたんです。
でも、ただでさえ寝不足ですし、子育ては大変です。
結局いっぱいいっぱいになって八つ当たりしてしまい、夫にも子どもにもかなり迷惑をかけました。
八つ当たりするくらいなら、最初から頼っていればよかったんですよね。
旦那に対してまだ相談してもいないのに「どうせ無理だろうな」と思っちゃうのはなんでだろう?
期待すると辛いからか?
負担をかけたくないからか?一緒にやっていきたいならまずは伝えないとな。
もっと旦那を信頼していいはずなんだよな〜— にし子/在宅紙デザイナーの端くれ (@nonono_design) February 28, 2019
素直な気持ちを話そう
子どもが産まれて数ヶ月経って、夫に素直な気持ちを打ち明けたときのことです。
「そこまで辛いなんて、全然わからなかった」って言われました。

と思いましたが、
夫といえども所詮他人ですので、自分の気持ちは言葉にしないと伝わりません。
不機嫌になったり、イライラした様子を見せたって、はっきり伝えないとわからないんです。

と最初は思っていましたが、それは自分のわがままだと、途中で気づきました。
自分の本当の気持ちと向き合うのって大変ですし、言葉にするのもすごく難しいです。恥ずかしさもあります。
でも、辛さを打ち明けてからは、夫は時間があるときは積極的に家事・育児に関わってくれるようになりましたし、
家に帰ってこないときも「今日はどうだった?」とラインを送ってくれるようになりました。
夫に理解されなかったら
話しても理解してくれない旦那さんもいるかもしれません。
そんな時は、自分の両親でも、友人でも、誰でもいいので「辛い」と話してみてください。
話せる人がいない、という人はSNSでもいいです。
私もTwitterでたまに自分の気持ちを吐き出していますが、
誰かに共感してもらうだけで、少し気持ちが楽になります。
自分の弱さを認めよう
ワンオペ育児が辛い、と感じ始めた頃、
- 辛いけど、育児や家事はみんなやってることだ
- できないなんて、私は自分に甘いんじゃないか
- まだ子ども1人しかいないのに辛いなんておかしい
- 誰でもやっていることなのになんで自分はできないんだろう
と考えていました。
自分を誰かと比べないで
これって、どこかの誰か(もしくは自分の理想)と自分を比べてるんですよね。
でも、誰かと比べる必要はなくて、自分が辛いのなら、その辛さは認めていいと思うんです。

きつい、辛い、と打ち明けることがワンオペ育児の辛い気持ちを解消する第一歩だと思います。
だんだん辛い気持ちを発散できるようになり、結果二人目を産む決意をしました。
【関連記事】ワンオペ育児で二人目を産んだけどなんとかなりました【事前準備が大事】
家事・育児を簡略化して、ワンオペ育児の辛さを軽減しよう
手を抜くところは徹底的に手を抜くことが大事かなと思います。
少しやりすぎかな?と思うくらい手を抜くくらいでちょうどいいと思います。
どうしたら家事を時短できるのか、考えてみた記事はこちら。
家事の時短アイデア大発表!【自分時間を増やすために便利なアイテムとサービスを使おう】
小さなことから手を抜いていこう
お金がかかるサービスもあるので、いろいろやるのは家計的にも厳しいと思いますが、
これらの中から1つ2つやってみるだけでも、少し楽になれると思います。

共働きでご飯を作りたくないときにすぐできるレシピ【包丁いらずで簡単】
ワーママの夕飯づくりは野菜スープで乗り切ろう【週の半分はこれでいける!簡単アレンジレシピ】
テレビやDVDにも頼っていい!
私はテレビやDVDに頼ってましたよ。

テレビやDVDを1時間見せたことによる影響よりも、
ママが毎日余裕なく、イライラして接することの方がよっぽど悪影響です。
これは、私が身をもって体験したことです。

ずーっと見せっぱなしにしなければいいのかな、と思います。
いつかは終わりが来る
入園の時期になると、必ずワンオペ育児は終わります。
(保育園以外の時間は相変わらずワンオペですけどね……)

私はワンオペ育児が辛すぎて、在宅ワークから本格的に仕事復帰して、子どもたちを保育園に預ける道を選びました。
このままでは自分が壊れてしまう、と思ったからです。
本当のことを言うと、

ひどい母親だと思いますか?
でも、私はこの判断を後悔したことはありません。
自分が自分らしく、子どもと笑顔に過ごすためにした決断だから。
相変わらず、旦那は帰りが遅く平日は顔を合わせないこともあります。
土日や祝日もいないときもあります。
今日は祝日だったけど、もちろん旦那はいなくて。子どもたち連れてイオンに行ったら家族で来てる人がいっぱいで、ちょっとさみしくなった。
でもパン屋さんでおいしいパン買ってみんなで食べて、元気をひねり出した。こんな感じでどうにか毎日進んでいく。— にし子/在宅紙デザイナーの端くれ (@nonono_design) March 21, 2019
それでも、保育園に預けている間は子どもたちと離れているので、なんとか1人でやっていけてます。
もう無理だ……もう私にはできない……と落ち込んで、少しだけ浮上してまたがんばって。
そんなことを繰り返しながら、子育ても5年目に突入しました。
私と同じようなママさん、きっといっぱいいると思います。
辛い状況にいるママたちが早く楽になれますように。