我が家の息子は発語が遅かったので、私はどうにかして言葉を引き出したいとがんばっていました。
息子は結局3歳前まであまり喋らなかったんですが、4歳を過ぎた現在はうるさいくらい喋っています。
当時は心配のあまり必死でしたが、
今思うことは「言葉の成長はかなり個人差があるので、がんばってうまくいくものではない」ということです。
「子どものためになにかできることはないか」と考えてしまうのが親心だと思います。
この記事は、私がどうにか息子の発語を促したいと必死になっていたころの記録です。
いろんなことを試しましたので、少しでも参考になればうれしいです。
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発語が遅い子のためにママができること
息子は発語が遅かったので、臨床心理士さんと面談したことがあります。
そのときの心理士さんの話によると、言葉の発達のためには、
- 人に関心をもつこと
- 言葉になっていなくても、発語すること
が大事とのこと。
言葉の発達を促す遊び・声かけとは?【臨床心理士さんから教わった効果的な方法】
私は上記の2点を意識して、いろんなことを試しました。
絵本を読む
絵本は発語に役立ったなーと思ってます。
いろんな音を発音することで、発語やおしゃべりにつながっていくそうなので、
子どもが自然に真似をして声を出してしまう本がおすすめです。
年齢別に紹介します。
0〜1歳くらい
じゃあじゃあ、びりびり、かんかん、ぷっぷーなど擬音語がメインの絵本なので、
子どもが真似して声出します。
息子も娘も大好きで、声を出して読んでいます。
仕掛け絵本になっていて、めくるとばあっと動物の顔が出てきます。
バアー!と動物が登場するときに、子どもも一緒に「バアー!」と言います。
1〜2歳くらい
にげた金魚を探す絵本です。
きんぎょはどこ〜?って聞くと、子どもが「ここ!」って声を出します。
うちの息子はこの絵本で「ここ!」を習得しました。
簡単な擬音で構成されている絵本です。
詩人で有名な谷川俊太郎さん作。
何度も読んでいるうちに、なんと1歳7ヶ月の娘が自分で声を出して読むようになりました!
「しーん」「もこ」「にょきにょき」など自分でページをめくりながら声を出しています。
大人気のだるまさんシリーズ。
3冊ありますが、
- 「ぎゅっ」(抱きつく)
- 「ピース」(ピースサイン)
など動作も習得できるので1冊買うなら「だるまさんと」をすすめます。
人気なだけあって、親子でコミュニケーションが取れるいい絵本です。
いずれ欲しくなると思いますので、3冊まとめ買いがオススメです。
他にもいい絵本はたくさんありますが、この4冊は息子にも娘にも大ヒットでした。
絵本を買うときは、絵本ナビというサイトが試し読みができるので、便利ですよ。
おすすめの絵本はこちらの記事でも紹介しています。
買ってよかった絵本まとめ【0歳〜4歳・男女どちらにも人気の絵本を紹介!】
専門書を読む
言葉の遅れに関する本を読みました。
具体的な声かけ例や、言葉を覚える仕組みなどが分かって不安が解消できました。
おすすめの本はこちらの記事で紹介してます。
子どもの言葉の遅れに悩むママ・パパにおすすめの本【知識が深まると不安も軽減しますよ】
知育アイテムを使う
市販のドリルや通信教育のサービスを使っていました。
我が家の場合は勉強的な意味での「知育」が目的ではなく、
- 興味のあるものに触れること
- 一緒に作業をすること
一緒にドリルに取り組むことで「人との関わり」に興味を持ってもらい、発語につながればいいなーというゆるい感じで使っていました。
なので、問題の正解率は低かったです!笑
数字を覚えるときに役立ったアイテムはこちらにまとめてます。
数字の絵本とおもちゃを紹介!うちの子はこれで数字を覚えました【1〜3歳向け】
知育ドリル
子どもの興味があるのりもの系のドリルを買って一緒にやってみました。
大好きなトミカ・プラレールのドリルは他のものより食いつきがよかったです。
子どもの好きなキャラのドリルを探すと興味が出ると思います。
ドリルをやるときはくもんの鉛筆を使っています。
はじめての鉛筆はくもんのこどもえんぴつ6Bがおすすめ【2歳からつかえるよ】
こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじの無料体験資料を申し込みました。
受講する気満々だったものの、いとこから教材のお下がりをもらえることになり、本入会はしませんでした。
トイトレや食育などに役立つアイテムも多く、かなり助けられました。
幼児通信教育についてはこちらの記事でも書いてます。
【口コミ】幼児通信教育をとことん比較してみた!コスパ・教材・付録・いろいろ比べたよ
子どもを同年代の子と触れ合わせる
- 地域のイベント
- 公民館のリトミック教室
- ママ友作りのイベント
などに参加しました。
息子はママと過ごすよりも、同年代の子どもと過ごした方が刺激を受けていました。
息子がイベントにうまく参加できず、落ち込んで帰ることも多かったですが、楽しそうに遊んでいたので、成長につながったと信じています。
イベント参加は疲れるので、ママに余裕がないときは無理する必要はないと思います。
家族でいろんなところへ行く
少しでも刺激になれば、と思い
- 公園
- 水族館
- 動物園
などいろんなところにお出かけしました。
外遊びが好きだったので、公園によく行ってました。
【関連記事】外遊びおもちゃを持って公園に行こう!【2歳からOK・親も楽しく遊べるグッズ紹介】
みんなでお出かけがうれしい
子どもの好きなことに関するお出かけだと、とても嬉しそうでした。
出かけるとき、家族だけじゃなくて、
- じいじやばあば
- 親戚
- いとこ
など普段はあまり会わない人たちと出かけると、更に刺激になっていたようでした。
コミュニケーションを学ぶ機会になっていたと思います。
子どもの興味があることにどんどん寄り添う
子どもの好きなものを見つけて、そのことに関して話しかけてました。
うちの息子は
- 車
- 新幹線
- 恐竜
- おさるのジョージ
- ゴジラ
などが好きだったので、それに関連することをよく話していました。
- 「救急車のサイレンって赤いね」
- 「ティラノサウルスって大きいね」
- 「ジョージのおじさんっていつも帽子かぶってるね」
など。
アンパンマンが好きな子なら、
なんて声かけも興味を持つかもしれません。
無理して話すとわざとらしいので、何気ない会話でいいのかなー思います。
やっぱり自分の好きなことに関することだったら、反応がよかったです。
今はなにも返事がなくても、会話って楽しいんだと思ってもらえたら嬉しいなと思って話していました。
専門機関への相談
- え、発語まだ?
- うちの子言葉遅いなー
と毎日モヤモヤしながら過ごしていると、ママも子どもも疲れます。
一番いいのは専門機関へサッと相談することです。
発達相談をしてみよう
私が利用したのは
- 市の発達相談ダイヤルに電話
- 市の保険課に相談
- 市の施設で臨床心理士さんと面談(無料)
以上3つです。
モヤモヤするのは時間の無駄!
1歳半健診とかで指摘があればスムーズに心理士さんにつなげてもらえますが、指摘がない場合がモヤモヤするんですよね。
私も「明らかに言葉遅い。でも健診では問題なしだしなー……」と思っていました。
でも!モヤモヤは時間の無駄で、精神的にも良くないです。
- なにも問題がなければ、→よかった、我が子を信じて発語を待とう!
- なにか問題があっても、→早く相談したから、早めに対策ができる!
と、自分の進むべき道がわかりますから!
発語が遅いことで悩んでいるなら、まずは専門機関へ相談してみてください。
発語が遅い子はほとんどの場合問題ない
心にとめておいて欲しいのが、発語が遅くても、子どもに問題があるケースは少ないということです。
2歳で喋らない子は個人差?問題あり?3つの問いかけで簡単チェック【臨床心理士から聞いた】
こちらの記事でも書いたのですが、私が面談した臨床心理士さんによると、ほとんどの場合は個人差で、やがて言葉が出てくるということでした。
言葉が出るのを焦らず見守ろう
発語に関しては、よほどの場合は焦ることはなく、待っていれば大丈夫なようです。
とはいえ、心配になってしまうのが親ですよね。
息子は現在3歳半を過ぎ、少し黙ってて!と言ってしまうくらい言葉が出るようになりました。
言葉が遅い男の子。その後どうなった?【0歳〜4歳までの発達経過】
まあ、発語を促すためにいろいろ頑張ったことが身を結んだのかは分かりませんが、少なくとも無駄ではなかったと思っています。
遅くてもいつか発語があると信じよう
私のやってきたことが、息子の発語に役立ったかは分かりません。
でも、発語に役立たなかったとしても、親子の会話や触れ合いは悪いことにはなりませんよね。
なかなか発語がなくて、悲しい気持ちになることもあるし、先の見えない状況にイライラすることもありました。
でも、あのとき自分がんばってたなぁ。て思うんです。