グラフィックデザイナーが大変な理由を説明する【納期追われる・残業多い・給料安い】

アイキャッチ画像 グラフィックデザイン

グラフィックデザイナーの大変さを思い出しながら作業していたら、かなり過酷なアイキャッチ画像になってしまいました。

タイトルやアイキャッチのとおり、グラフィックデザイナーは正直大変です。

私は現在フリーのグラフィックデザイナーで、グラフィックデザイナーとしては13年目。

これまで約10年間、計4社で会社員デザイナーとして働きましたが、本当に大変な日々でした。

大変だと思う理由は主に3点。

  • 納期に追われる
  • 残業が多い
  • 給料が安い

この3つが特に大変でした。

  • すでにグラフィックデザイナーとして働いている人
  • これからなりたいと思っている人

立場は様々だと思いますが、この記事を読んでいただければ、グラフィックデザイナーの大変さがリアルに伝わるのではないかと思います。

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グラフィックデザイナーの仕事は納期に追われるから大変

うなだれる女性の写真制作物は必ず納期が決まっておりまして、その日時は必ず守らなければいけません。

しかも、その納期はクライアントへの提出期限だけではなく、社内でも細かく区切られることがあります。

例えば、

【クライアントへ制作物を提出するまでの1週間】

  • 月曜→打ち合わせ
  • 火曜→ラフ案を上司に提出
  • 水曜→制作・上司のチェック
  • 木曜→修正・上司の再チェック
  • 金曜→クライアントへ提出

クライアントへの提出まで1週間時間があっても、社内の上司や営業への提出はその前までに行わなければいけません。

社外だけでなく社内でも毎日締め切りがあるような状況でして、常に時間に追われます。

納期が短い案件はもっと大変

納期が短い案件の場合は、上記の行程をぎゅっと凝縮して行う必要がありますので、作業時間が不足し、結果残業することになってしまいます。

全ての案件がこのようなスケジュールですすむわけではありませんが、

私の感覚としましては、上記のスケジュールはかなりゆとりがあるスケジュールでして、現場ではもっとタイトな工程で制作していることも珍しくありません。

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グラフィックデザイナーは残業が多いから大変

一人たたずむ女性の写真先ほどもお伝えした通り、納期が短い案件の場合はどうしても残業することが多くなってしまいます。

私も20代のころは残業ばかりでした。

【関連記事】残業月100時間が普通だった20代を振り返る。失ったものと得たものとは?

納期に余裕がある案件の場合も、

  • いきなりページ数が増えた→作業時間が足りない→残業
  • 途中でクライアントの要望が変わった→作り直し→残業

というように、いくらがんばって定時で帰ろうとしても、クライアントの動きによっては残業が避けられません。

下っ端デザイナーにスケジュール交渉は難しい

クライアントとうまくスケジュール交渉ができればいいのですが、

下っ端デザイナーの場合、クライアントと直接やりとりできないことが多いので、スケジュールの交渉は難しいです。

また、自分の力不足で時間がかかってしまう場合もあります。

  • 自分の納得のいくデザインができない→残業
  • 他の案件と重なり、とりかかるのが遅れてしまった→作業時間が足りない→残業
  • 上司のOKがなかなか出ない→残業

といった感じです。

心と体の健康が一番大事

残業が続くと、健康面にも影響が出てきます。

大事な身体や精神を壊してまで今の会社にこだわる必要はないです。あまりにも大変な場合は転職も視野に入れましょう。

グラフィックデザイナー向け求人サイトの選び方+おすすめ8選【特化サイトを選ぼう】

こんなに大変なのに今自分が辞めたら仕事はどうなるんだろう?と思うかもしれませんが、

なんとか回るものですよ。遠慮せず、自分の身は自分で守りましょう。

大変なのにグラフィックデザイナーの給料は安い

泣いている女性の写真納期に追われ、残業も多く、生活の全てを仕事に捧げるような毎日を送っているのに、グラフィックデザイナーの給料は安い場合が多いです。

(大手企業のデザイン職、売れっ子デザイナーなど例外もあります)

グラフィックデザイナーは見込み残業制の会社は多い

中には「見込み残業」という形で、残業代が月の固定給に含まれている会社もあります。

(20時までの残業代はあらかじめ固定給に含まれているので、それ以降の残業代しか出しません、など)

詳しくはこちらの記事で書きました。

【関連記事】【現実】グラフィックデザイナーの残業事情【リアルな現場を語る】

デザイナーからディレクターにステップアップすれば昇給も見込めますが、拘束時間が長い場合は割りに合わないと感じることがほとんどだと思います。

グラフィックデザイナーは大変だけど、やりがいもある

これまで大変な思いをしてきましたが、グラフィックデザインをこれまで続けてこれたのは、

大変な分、やりがいも大きいからです。

特に嬉しいのは

  • 心から納得いくものが作り出せたとき
  • 自分が作ったものが成果を出したとき

です。

【関連記事】【真実】グラフィックデザイナーは大変な分やりがいも大きい【現役デザイナーが語る】

グラフィックデザイナーは大変だけど、魅力的な職業でもあるのは間違いないです。

自分にあった働き方を

これまでグラフィックデザイナーの大変な面ばかり書いてきましたが、

全てのデザイナーが激務で大変な思いをしているわけではなく、

きちんと定時で帰れる会社ももちろんあります。

ただ、やっぱりグラフィックデザイナーは激務の場合が多いですので、

心や身体を壊さないように、自分のペースにあった働き方をしてくださいね。

病んでしまった人をたくさん見てきた人より。

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