グラフィックデザイナーになりたいけど、絵が下手すぎる……。
デザイナーは絵が上手い人が多いから、自分にはなれないのかな。
と悩んでいる方へ向けた記事です。
タイトルでもすでに書きましたが、絵が下手でもグラフィックデザイナーになることは可能です。
私はグラフィックデザイナーとして12年の経験がありますが、
これまで絵が描けないグラフィックデザイナーにたくさん会いました。

私も絵が得意ではないですし、デッサンを猛勉強したわけでもありません。
なので、絵が下手でもデザイナーになれるのは間違いない事実でして、あまり気にすることはありません。
この記事では
- 絵が下手だとデザイナーになれないと思われている理由
- 絵が下手でもデザイナーになる方法
について詳しく書いていこうと思いますので、絵が下手でデザイナーの夢を諦めかけている人の後押しができたらうれしいです。
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絵が下手だとデザイナーになれないと思われている理由

なぜか世間ではデザイナー=絵が上手いという考えている人が多いですよね。
その理由は
デザイナーには美大出身の人が多いからだと思います。
これはあくまで私の推測なのですが、
美大に入るにはデッサンの実技試験がありますので、デッサンの実技試験に受かった=絵が上手い人という図式ができているのだと思います。
デザイナー=美大=デッサン=絵が上手い
しかし、当然ながら全てのデザイナーが美大出身ではありませんし、
私の同僚にはデッサンは中学校の授業でやっただけ、という人もいました。
デッサンは「ものを見る力」を鍛えるための訓練になるので、
デッサンが上手いことはとても良いことだと思いますが、

デッサンできる環境があれば、絶対やった方がいいとは思います。
仕事でイラストをお願いされたら
グラフィックデザインの仕事をしていると、イラストが必要になることはもちろんあります。
イラストが必要になったときは、
- イラストレーターに発注する
- 社内の絵が上手い人に描いてもらう
- フリー素材を使う
などいろいろな方法がありますので、たとえあなたが絵が下手でも、気にする必要はありません。
得意なことは得意な人にやってもらえばいいのです。
伝わればOK
ラフスケッチなどでイラストを描く場合もありますが、この場合重要なのは「絵の完成度」ではなく、「きちんと伝わるか」です。
詳細が書き込んであるラフは魅力的ですが、「ここに人物を配置し、ここに文字を配置します」という「意図」が相手に正確に伝わることの方が重要です。
極端な例ですが、

これだけ書ければ、メガネかけた笑顔の人がピースサインして笑っているポスターだと分かります。
大事なのは「相手に伝わる程度の画力があるか」ということです。
絵が苦手だったら、その分「言葉で補う努力」をすればいい。
デザイナーには絵を描くのが好きな人が多いの?
いきなり私の話で申し訳ないのですが、参考になればと思い書きました。
私は小さい頃から絵を描くのは好きで、図工や美術、デッサンも好きでした。
しかし、特別上手いという訳ではありません。笑
夫もグラフィックデザイナーですが、同じく絵を描くのが好きな子どもだったと言ってました。
デザイナーに絵を描くのが好きな人は多い傾向はあると思います。
絵が下手なことを克服したいなら手を動かそう
絵が下手なことがコンプレックスで、少しでも絵が上手くなりたい、と考えている人もいると思います。

描くといっても、何から始めたらいいのか分からない人は本の購入を検討してみてください。
本を買ったら、読みながら手を動かそう。
デッサンやイラストのスクールに通うのはお金もかかりますし、まずは本から始めるのがおすすめです。
おすすめはこちらの2冊。
どちらも丁寧に解説されていますし、上達していくのを実感できる内容だと思います。
絵が下手でもグラフィックデザイナーになる方法
美大を卒業しなくてもグラフィックデザイナーになれますので、安心してください。
グラフィックデザイナーになる方法についてはこちらの記事で詳しく書いてます。
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絵が下手でも問題ありませんので、グラフィックデザインの世界に飛び込んでみてください。