デザイナーにとってパソコンは必須アイテムですが、これからパソコンを買う人はどれを選んだらいいのか迷いますよね。
私は現在フリーランスのグラフィックデザイナーですが、パソコンはMacとWindows両方使っています。
基本はMacがおすすめですが、Windowsを組み合わせて使うことで、より快適に作業できます。
いろんな選択肢があるので、それぞれ紹介していこうと思います。
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デザイナーのパソコン選び方講座
選び方について解説する前に、ご参考までにサクッと私の作業環境を晒しておきます。
- iMacデスクトップ型(27インチ/Windowsインストール済)
- Windowsデスクトップ型(約20インチ/叔父の自作パソコン)
- iPad mini
- スマホはアンドロイド
早くiPhoneに買い替えたいです……。
先に結論を書いておきます。デザイナーにオススメのパソコン環境は
【結論】iMacデスクトップ型(27インチ)+Windowsの作業環境
です。
Macにするか、Windowsにするか
パソコンを買おうと思ったときに、まず悩むのが、Macにするか、Windowsにするかという点ですが、
【結論】Macがおすすめだけど、今Windows持ってるなら買い替える必要は無し
以前はデザイン業界(グラフィックデザインやDTP)はMacが主流でしたが、今はWindowsでも問題なく作業できます。
ソフトもちゃんと対応してますので、今Windowsのパソコンを使用している人は、無理してMacに買い換える必要はありません。
デザイナーはデスクトップ型Macを使っている人が多い
Windowsでも問題ないと言いましたが、
デザイナー(特にグラフィックデザイン、DTP)のMac使用率の高さはデータでも証明されています。
こちらのデザインのあれこれという本は、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)が2017年に発行した本なのですが、
この本の中で、600名以上のJAGDA会員にアンケートが実施されており、
【仕事でメインで使用しているPC】
デスクトップ型 82.2%【メインで使用しているPCのメーカー】
Apple 93.6%引用:デザインのあれこれ 100 Keywords of Design JAGDA REPORT
という圧倒的な数字が出ています。
この結果からも、
- 業界にMacを使っている人が多い=自分もMacユーザーになると互換性が高まる
という利点があることが分かります。
あと、いろんな理由はさておき、
テンションが上がるなんて、ものすごく適当な理由に感じますが、
パソコンはデザイナーにとって一番大事な仕事道具ですので、愛着が湧くものを選ぶことは大事だと思います。
ノートパソコンにするか、デスクトップ型にするか
次に、ノートパソコンにするか、デスクトップ型にするか、という点ですが、
【結論】デスクトップ型をおすすめします。
先ほどのアンケートのデータも8割以上のデザイナーがデスクトップ型を選んでいましたね。
デスクトップ型を選ぶメリット
画面が大きいことのメリットとしては、
- 画面が大きいと原寸表示ができる
(印刷時に文字が見えないなどのトラブルが防げる)
- 作業スペースが広いので、作業がしやすい
などです。
まあ、自宅にプリンターがある人は出力して確認できるので、必ずしも原寸表示する必要はないかもしれません。
とはいえ、いちいち出力する手間が省けますし、画面が大きいと作業のしやすさが段違いですので、本気でデザインしたい人は27インチのデスクトップ型がおすすめです。
Webデザイナーも、大きい画面で広げた時の見え方を確認できるので、大きいデスクトップ型のパソコンが便利だと思います。
デスクトップ型のデメリット
デメリットは大きいことですね。
27インチの画面を買うときは、奥行きのあるデスクを選ばないと画面との距離が近すぎて目が疲れます。
私はIKEAで横幅150cm×奥行き75cmの格安デスクを調達しました。
移動が多い人はノートパソコンが便利
例外として、ノートパソコンにすべき人もいます。
- 自宅外で作業することが多い
- 出張、移動が頻繁
このような人はノートパソコンが便利です。
大画面で作業したいときは、外部モニターに接続して使うという方法もあります。
デスクトップとノートパソコンどちらも持っていると最強ですが、かなり高額になってしまうので、悩みどころですね。
私はデスクトップ+iPadで我慢してます。
MacとWindowsどちらのパソコンもあると最強のデザイナーになれる
デザイナーはMacをメインで使い、プラスでWindowsも使える環境があると最強です。
Windowsの環境を用意する理由
Windowsも必要な理由は
一般企業はWindowsが多いため、クライアントから送付される資料がWindowsでしか開けない場合があるから
です。
例えば
- 自宅でデザインの仕事をしたいと思ったとき
- ランサーズなどのクラウドソーシングサービスを利用するとき
相手からの資料や素材が開けないと作業ができません。
「資料が開けないので作業できません」なんて言えないですよね。
クライアントに保存形式を変えてもらうなんて手間を取らせるわけにもいきません。
MacでもWindowsのファイルを開く方法はありますが、
- 文字化け
- ファイルの破損
などのトラブルを避け、円滑に作業を進めるためには、Windowsの作業環境があった方が確実です。
MacでWindowsを操作する方法
Mac上でWindowsを起動させる方法はいくつかあり、ここでは詳細をはぶきますが、私はMacのBoot Camp機能を使っています。
Macでも問題なく作業できるのですが、Boot Campの場合、OSを切り替えて起動させるため、
MacとWindowsを同時に立ち上げることができません。
この不便さから、私はMacとWindows両方デスクトップ型のパソコンを使用しています。
それぞれの目的にあった形で、仕事のしやすい作業環境を整えることが大事かな、と思います。