グラフィックデザインのコツは情報を整理すること【現役デザイナー直伝!実例あり】

アイキャッチ画像 グラフィックデザイン

最近グラフィックデザイン始めたけど、うまく作れないなあ。なにかコツってあるのかな。

デザイナーとして働いてるけど、コツが掴めなくて、制作に時間がかかりすぎてる。ああ、今日も残業か……。

デザインの勉強してるけど、どう作ればいいのか全然分からない。なんか分かりやすいコツってないの?

デザインがうまくできなくてお悩み中の皆さんへ向けて、デザインのコツをまとめた記事を書きました。

私はこれまで約12年間グラフィックデザイナーとして働いてきました。

これからご紹介する5つのグラフィックデザインのコツは、仕事をしていくうちに得たものです。

どれも簡単なことですが、この5つのコツを頭に入れてデザインすると、ある程度整ったものができると思います。

実例も交えて紹介していきますので、参考になればうれしいです。

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グラフィックデザインの5つのコツ

私が考えるグラフィックデザインのコツは5つのステップがありまして、

  1. 目的を明確にする
  2. 情報を整理する
  3. 主役を決める
  4. メリハリをつける
  5. 使う色を決める

この5つです。

このブログのアイキャッチ画像を例に説明していきたいと思います。

1.目的を明確にする

なにかをデザインする時にまず必要なのが、

制作物の目的を明確にすること

です。

デザインのコツ記事のアイキャッチ画像

こちらが今回例として使うアイキャッチ画像です。

アイキャッチ画像の目的は?→ブログの記事タイトルを読者に伝えること

このように制作に取り掛かる前に「なにを目的として作るのか」を明確にすることが大切です。

他にも例を出してみます。

お店のオープンチラシを作るときの例

オープンチラシの最大の目的は「お客さんを集めること」ですよね。

その中でも、一番伝えたいことはなにか、を考えます。

  • オープンの日にちを伝えたい
  • オープンの時にクーポンをプレゼントするので、そのプレゼントキャンペーンを告知したい

①を重視するのであれば「日付け」を大きく目立たせるべきですし、

②を重視するのであれば、「お店に行けばクーポンがもらえる」ということが見てすぐ分かるチラシを作る必要があります。

にっしー
「お客さんを集めること」が目的でも、一番伝えたいことによってチラシのデザインも変わります。

2.情報を整理する

制作物に入れる情報を整理します。実際に制作する前の大事な作業です。

このブログのアイキャッチ画像でいうと、4つの要素があります。

  • 背景写真
  • カテゴリー名
  • 記事タイトル
  • イラスト

以上の4つです。

まずは配置する情報を整理して、必要なものといらないものを分けてみてください。

不要な要素があればあるほど、ごちゃごちゃして見ている人にも伝わりにくくなります。

3.主役を決める

整理した情報の中から、「主役」を決めます。

このブログのアイキャッチ画像の目的は「ブログの記事タイトルを伝えること」でした。

にっしー
今回のアイキャッチ画像の主役は「記事タイトル」ですね。

記事タイトルを伝えるためには、ブログの記事タイトルを分かりやすく配置しなければなりません。

主役は変更しない

ここで決めた「主役」は制作物の核となる部分になりますので、制作途中で変更しないように気をつけましょう。

メインが決まらない場合は「制作物を作る目的」、つまり「制作物のコンセプト」が定まっていない状態ですので、

手を動かしても時間がかかってしまうことが多いと思います。

出来上がったものも中途半端になりがちなので、まずは情報を整理してから制作に進んでください。

4.メリハリをつける

主役を決めたら、見る人に「これがメインの情報だ!」と分かってもらえるように装飾を加えます。

この作業がデザインの難しいところでもあり、醍醐味でもあると思います。

どんな風に装飾すればいいのか分からない、という人もいると思いますが、

にっしー
重要なのは、メリハリをつけることです。

メリハリとは「差をつけること」でして、ポイントとしては

誰が見ても分かるくらい大げさに「主役」と「その他」に差をつけること。

実例で解説します。

デザインのコツ図解画像

【メインを決めて作った例】は記事のタイトルのみを目立たせることを意識して作っているため、主役が際立っています。

  • 写真は主役ではないので、色味を消す
  • カテゴリー名は小さく表示する

このような処理をすることで、記事タイトルを目立たせました。

その一方【NG例】はすべての要素が大きく、ごちゃごちゃして何を伝えたいのかよく分かりません。

同じ4つの要素で作られていますが、情報を整理し、主役を決めることでこれだけの差が出ます。

5.使う色を決める

全体で使う色を決めると、全体的に統一感が出て、まとまります。

にっしー
この時に使う色の数は、多くても3色までです。

それ以上使うとごちゃごちゃした印象になります。

(たくさんの色を使ってもスッキリ見せる方法はありますが、なかなか大変なので、少ない色数でデザインした方が簡単です)

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グラフィックデザインのコツは情報を整理すること

デザインはセンスが必要だと思われがちですが、重要なのは「情報を整理する力」だと思っています。

色の選び方や画像の処理方法はセンスがなくても誰でも勉強できますので、まずは「情報を整理し主役を決める」ことを意識してデザインしてみてください。

デザインセンスを磨く方法については、こちらの記事で書いてます。

【厳選】デザインセンスを磨くにはまず本を読もう【現役デザイナーおすすめ】

お伝えした5つのコツが制作のお役に立てますように。

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